私が初めて子供と対面した時の感想は
「うわ~かわい~、恐竜みたい☆☆☆」
でした。
巨口症のため、右の口角は大きく開いて、
ほっぺたの半分くらいまで口が裂けているような状態
右眼は小さくて開かず、大きな左目だけがきょろきょろ。
右の耳はありませんでした。
多分、ショックを受けるお母さんもいるだろうと思います。
でも私の感想は「かわ~、恐竜みたい☆」
毎日クベースで寝ている子どもに会いに行っていました。
その時のことをお話します。
逆に心配されている・・
ある日、HCUから帰ってくる途中、付き添いの看護師さんに言われました。
「さいきゅうママさん、何かかかえてる事とか、何か思う事とかあったら私たちに言ってくださいね」
ん?心配されている?
「え?どーしてですか?なんか変でした?」
「ええっと、、
他の子と違う子が産まれてきたとき、お子さんに会いに行けなくなるお母さんもいるから・・」
多分、あまりに毎日ニコニコと会いに行くもんだから、
逆に本当の気持ちを抑え込んでるかもしれない
とアセスメントされていた様子( ;∀;)
でも私は本当に全然大丈夫でした。
なぜ大丈夫だったか。
それは、
色んな人に支えられていると実感していたから
だと思います。
色んな人に支えられている
確かに、一人で病室にいるときは病気の事をインターネットで調べまくっていました。
でも産まれた日の夜は、夫婦でシングルベットに寝ながら、将来の事を朝まで話しました。
主人は産後3日間、共に病室で過ごしてくれました。
両親、妹にも連絡しました。
心配していたけれど、
「今心配してもどうにかなるものでもないし、皆でサポートしていきましょう!」
と母親。
病院食は味気ないだろうと、ローストビーフ、ホースラディッシュ付きや、
丁度はまって食べていた玉ねぎヨーグルトサラダを届けてくれたりして元気がでました☆
ちょっとだけ躊躇したけど、すぐに友人たちに出産報告をしました。
実はこういう病気の子だったんだ。
友人たちはそろって、
おめでとう!病気の事、調べてみるね!
といって、知り合いの形成外科に聞いてくれたり、どこの病院がいいか情報を教えてくれました。
その時、グループラインで話したのは、病気の事だけじゃなく、ほんとにたわいもない会話の方が多くて、それがなんだか学生の頃に戻ったみたいですごく楽しくて、今でもその事がキラキラした記憶として残っています。
みんなに支えられていたから、看護師さんには頼る必要がなかったんですね。
思っていることを吐き出す
病気の事を周りに伝えるって、躊躇すると思います。
でも、話すってことが心を楽にしてくれる事もある。
家族や友達にまだ言えなかったりしたら、やっぱり看護師さんが一番いいと思う。
看護師さんにも言えなかったら、ノートに書くのもいいと思う。
どうして病気の子が産まれてきちゃったの・・
どうしたらいいの・・
わたしのせいなの・・
不安不安不安不安
誰か助けてー!!!
ってとりあえず、思った事は吐き出してみて。
私がその頃から考えていることは、
この子はみんなに育ててもらおう♪
っていう楽観的な考え(笑)
だって、これから医療にはたくさんお世話になるわけだし、
私一人でなんて無理よ。
神様からの贈り物は、みんなで育てましょ♪
あと、不安だと思う原因は、病気の事がわからなすぎるから。
これからの見通しが立たないから。
恐怖や不安っていうのは、無知や情報不足から押し寄せてくるんですよね。
だからこのブログを書いています。
少しでも、同じ病気を持つママの助けになれたらと思います。
私も、いろんな方のブログで助けられました。
次は、心が辛くならないために私が経験したヒントを書きたいと思います。
おわり
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